オニノヤガラ

学名:Gastrodia elata オニノヤガラ(鬼の矢柄) *ラン科 *7月15日撮影 *弟子屈町川湯温泉 *花期7月   |撮影者の独り言|  国内では北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の樹林下や湿原に自生する菌従属栄養植物(腐生植物)。葉緑素を持たず光

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ハウチワカエデ(メイゲツカエデ)

学名:Acer japonicum ハウチワカエデ(羽団扇楓) *カエデ科(APG分類体系だとムクロジ科) *5月14日撮影 *弟子屈町川湯 *花期5月   |撮影者の独り言|  カエデといえば葉の印象の方が強かったのですが、和装の髪飾りのような小さく垂れ下がるお

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アズキナシ

学名:Aria alnifolia アズキナシ(小豆梨) *バラ科 *6月6日撮影 *弟子屈町屈斜路 *花期5月から6月   |撮影者の独り言|  名前の由来その1 「小豆」のサイズ感の「梨」のような形の果実を付けることから。 名前の由来その2 果実の中に「石細胞

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ズミ

学名:Malus sieboldii Rehd. ズミ(酸実) *バラ科 *6月7日撮影 *弟子屈町川湯温泉駅前 *花期5月から6月   |撮影者の独り言|  高さ5メートルほどの小高木が、白い花で覆われている。 5枚の花弁から成る花が、枝の先に5〜7個付いている。ところど

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ナナカマド

学名:Sorbus commixta Hedl. ナナカマド(七竈) *バラ科 *6月7日撮影 *弟子屈町川湯温泉駅前 *花期6月   |撮影者の独り言|  山の上で、森の中で、街路樹でも、6月の北海道は白い花が本当に多い。  先が尖った細長い葉が羽根のように並んだ中に鞠状

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マイヅルソウ

学名:Maianthemum dialatatum マイヅルソウ(舞鶴草) *ユリ科(APG分類体系ではキジカクシ科) *6月7日撮影 *弟子屈町川湯 *花期5月から7月   |撮影者の独り言|  白い花の部分を鶴の首、曲がった葉脈を持つ2枚の葉を羽根と見立ててこ

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クリンソウ

学名:Primula japonica クリンソウ(九輪草) *サクラソウ科 *6月17日撮影 *弟子屈町美留和 *花期6月   |撮影者の独り言|  小さな沢のすぐ近くに生えている印象が強い花です。 花の数が9つあるのかと数えてみると、写真のもので13ありました

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カラマツソウ

学名:Thalictrum aquilegifolium カラマツソウ(唐松草) *キンポウゲ科 *5月30日撮影 *弟子屈町川湯 *花期5月から7月   |撮影者の独り言|  花がカラマツの葉のような形状なことから名付けられました。  開花と同時に4枚の萼はなく

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ルイヨウボタン

学名:Caulophyllum robustum ルイヨウボタン(類葉牡丹) *メギ科 *6月2日撮影 *弟子屈町仁伏 *花期5月から6月   |撮影者の独り言|  淡い黄緑色が、なんとも上品で美しい。 線香花火のような、繊細な花茎にも惹かれる。 新緑の針広混交林

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コンロンソウ

学名:Cardamine leucantha コンロンソウ(崑崙草) *アブラナ科 *5月30日撮影 *弟子屈町川湯 *花期5月から6月   |撮影者の独り言|  和名は花が白いことを中国の崑崙山脈の雪に見立てたとする説が一般的ですが、「日本の植物学の父」牧野富太

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ゴゼンタチバナ

学名:Chamaepericlymenum canadense ゴゼンタチバナ(御前橘) *ミズキ科 *6月4日撮影 *弟子屈町川湯 *花期6月から7月   |撮影者の独り言|  川湯ビジターセンター裏、アカエゾマツの森に群落があるゴゼンタチバナ。花弁状の白い4枚

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クルマバソウ

学名:Galium odaratum クルマバソウ(車葉草) *アカネ科 *6月2日撮影 *弟子屈町仁伏 *花期5月から7月   |撮影者の独り言|  森の中に、小さな白い花はたくさんあるけれど、車輪のような葉っぱを目にしたら、この名前を思い出す。  径5ミリほど

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フデリンドウ

学名:Gentiana zollingeri フデリンドウ(筆竜胆) *リンドウ科 *6月2日撮影 *弟子屈町仁伏 *花期5月から6月   |撮影者の独り言|  落ち葉が積もった散策路から、すっくと顔を出しているのは、直立した茎と花の姿からこの名が付いた、フデリン

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エゾネコノメソウ

学名:Chrysosplenium alternifolium L. var. sibiricum Ser. エゾネコノメソウ(猫目草) *ユキノシタ科 *5月10日撮影 *弟子屈町美留和 *花期5月から6月   |撮影者の独り言|  まだ色の少ない春先の湿地で、

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ニリンソウ

学名:Anemone flaccida ニリンソウ(二輪草) *キンポウゲ科 *5月10日撮影 *弟子屈町美留和 *花期5月から6月   |撮影者の独り言|  高さ15センチ程度。可憐な白い花の下。スーッと伸びた茎の根元を見ると、もう一本、スーッと別方向に茎が伸び

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2024年 イソツツジ開花情報

2024年 イソツツジ開花情報

2024年のイソツツジ開花情報は終了いたします。6月28日 6月27日 レストハウス裏(硫黄山の麓) パーキング(つつじヶ原中央付近) テラス(温泉街近く) 6月25日 レストハウス裏(硫黄山の麓) パーキング(つつじヶ原中央付近) テラス(温泉街近く) 6月24日 レスト

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ツマトリソウ

学名:Trientalis europaea ツマトリソウ(褄取草) *サクラソウ科 *5月20日撮影 *弟子屈町川湯 *花期6月から7月   |撮影者の独り言|  川湯ビジターセンターの入口、大きなミズナラの木の根元にちょこんと咲いているのを見つけた。  白い小

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クルマバツクバネソウ

学名:Paris verticillata クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草) *ユリ科(APG分類体系だとシュロソウ科) *5月10日撮影 *弟子屈町川湯 *花期5月から6月   |撮影者の独り言|  車輪のように葉がつき、実が衝羽根(正月遊びの羽根つきの羽子

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エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)

学名:Prunus sargentii Rehder(Cerasus sargentii H. Ohba) エゾヤマザクラ(蝦夷山桜) *バラ科 *5月5日撮影 *弟子屈町川湯 *花期5月   |撮影者の独り言|  本州で桜と言えばソメイヨシノのことだが、北海道で

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エゾキケマン

学名:Corydalis speciosa エゾキケマン(蝦夷黄華鬘) *ケシ科 *4月29日撮影 *弟子屈町美留和 *花期4月から5月   |撮影者の独り言|  エゾエンゴサクとよく似た花を咲かせます。  早口言葉のお題になりそうな言いづらさ全開のこのお花。漢字

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フッキソウ

学名:Pachysandra terminalis フッキソウ(富貴草) *ツゲ科 *4月29日撮影 *弟子屈町川湯 *花期4月から5月   |撮影者の独り言|  常緑小低木。低木!?実は樹木なんですって。年中緑で茂ることから繁栄を祝う意味で「富貴草」と縁起のよい

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バッコヤナギ(ヤマネコヤナギ)

学名:Salix caprea バッコヤナギ(跋扈柳) *ヤナギ科 *4月26日撮影 *弟子屈町川湯 *4月から5月   |撮影者の独り言|  実家では枝を落としたヤナギを「豆の手(豆栽培の支柱)」にしていました。 ヤナギを見ると「とても生命力が強いから、伐採をし

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キタコブシ

学名:Magnolia kobus var. borealis Sarg. キタコブシ(北辛夷) *モクレン科 *4月26日撮影 *弟子屈町川湯 *4月から5月   |撮影者の独り言|  桜に先駆けて開花し、春を告げてくれる木です。  葉や萼(がく)が小さく、花弁

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エゾエンゴサク

学名:Corydalis fumariifolia ssp. azurea エゾエンゴサク(蝦夷延胡索) *ケシ科 *4月22日撮影 *弟子屈町美留和 *花期4月から5月   |撮影者の独り言|  大きさは2センチほどしかない小さなお花で、地面をよく見ないと気づか

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ミズバショウ

学名:Lysichiton camtschatcense ミズバショウ(水芭蕉) *サトイモ科 *4月13日撮影 *弟子屈町川湯 *花期4月から5月   |撮影者の独り言|  4月上旬、冬から早春へ向かう頃。  雪解け水が流れ込む湿地帯に、白い花びらのような苞が、

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ヒメイチゲ

学名:Anemone debilis ヒメイチゲ(姫一華) *キンポウゲ科 *4月15日撮影 *弟子屈町美留和 *花期4月から6月   |撮影者の独り言|  雪解け直後の湿地で、直径1cmにも満たない白い花を見つけた。  近づいてみると、アンテナのような長い雄しべ

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花ごよみ

花ごよみ

摩周・屈斜路・川湯地域の花ごよみ 火山・森・湖と、多様で特殊な自然環境を持つ阿寒摩周国立公園には約700種類の植物種が確認されています。 その中でも摩周地域に自生(一部植林を含む)する代表的な草本・木本植物をご紹介します。 草本植物 種名 4月 5月 6月 7月 8月 9月

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フクジュソウ

学名:Adonis ramosa フクジュソウ(福寿草) *キンポウゲ科 *4月11日撮影 *弟子屈町美留和 *花期3月末から4月頭   |撮影者の独り言|  まだ時折雪が降る早春に開花し、春の訪れを知らせてくれる。 この地域では最低気温はまだ氷点下にもなる厳しい季節。いち

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オオヤマオダマキ

学名:Aquilegia buergeriana var. oxysepala オオヤマオダマキ(大山苧環) *キンポウゲ科 *6月7日撮影 *弟子屈町美留和 *花期6月から7月   |撮影者の独り言|  日本では北海道から九州まで分布していて、草地や林縁に自生するキンポウ

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阿寒摩周国立公園90周年特別展

阿寒摩周国立公園90周年特別展

”郵便はかき”に見る阿寒摩周の風景展  ここ阿寒摩周地域が国立公園に指定されたのは 1934年。一般葉書の上部に記載される表示が、“郵便はかき”から “郵便はがき”に改正されたのは1933年。そこに着目して、90年以上昔の改正前の貴重な絵葉書を集めた特別展を開催します。 国

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水越武氏と小野有五氏が語る、自然をテーマとした世界の写真集の歩み

水越武氏と小野有五氏が語る、自然をテーマとした世界の写真集の歩み

 水越 武氏と小野有五氏を囲んで、自然をテーマとした世界の写真集の歩みについてお話を聞く、少人数で開催する会です。 水越氏が国内外で買い集めた自然写真集の貴重な十数冊のコレクションをご覧いただきながら、水越氏と小野氏から直接お話が聞けるまたとない機会です。※定員に達しました

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星降る森の夜会

星降る森の夜会

〜星にまつわる話と音楽と〜 闇に包まれて静まりかえる森も、今宵は星にまつわるお話と音楽が賑やかに聞こえる特別な夜。 川湯ビジターセンターを夜間に開館し、館内で片瀬志誠氏撮影の写真を使った星にまつわる話とフルート・ピアノの生演奏を聴くイベントです。Chip Hop Cafeも

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阿寒摩周国立公園を味わいつくすVol.2

阿寒摩周国立公園を味わいつくすVol.2

屈斜路湖満喫サイクリング posted:2023.9.25 location:屈斜路湖周辺 「阿寒摩周国立公園の楽しみ方を伝えたい!」 そんなスタッフの想いのもと始まった本企画。夏のSUPに続き、サイクリングを満喫してきました!  今回は<Okku Outdoor Chal

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もっと楽しむトレイル歩き

〜摩周・屈斜路トレイルを行く秋の自然散策〜 火山や植生、歴史、トレイルにまつわるお話をしながら一緒に”トレイル歩き”を楽しみませんか。日本最大のカルデラを横断する全長62kmの摩周・屈斜路トレイルの中からスタッフおすすめの鉱山鉄道跡を含む約6kmを行きます。 日時 2023

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水越武写真展 「アイヌモシリ」 オオカミが見た北海道

約150年前の北海道、オオカミが眺めていたであろう自然をテーマに編集された写真集『アイヌモシリ オオカミが見た北海道』(北海道新聞社)。自然写真家・水越武氏の最新刊から、「Landscape(風景)」を中心にした約45点を展示します。 会期:2023年9月1日(金)から9月

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2023年 イソツツジ開花情報

2023年 イソツツジ開花情報

6月30日 レストハウス(硫黄山の麓) パーキング(つつじヶ原中央付近) テラス(温泉街近く) 6月29日 レストハウス(硫黄山の麓) パーキング(つつじヶ原中央付近) テラス(温泉街近く) 6月27日 レストハウス(硫黄山の麓) パーキング(つつじヶ原中央付近) テラス(

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展示のご案内

展示のご案内

アカエゾマツの森 川湯温泉を取り囲むように自生しているアカエゾマツの森について分かりやすく解説しています。アカエゾマツのプロフィールから始まり、木の一生について、実際に森の中を歩くと見つけられるものや動物・野鳥などアカエゾマツについて広く理解することができるブースとなってい

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ショップ

ショップ

  2022年12月1日より、川湯ビジターセンター内にショップがオープンしました。(運営:一般社団法人 摩周湖観光協会) 川湯ビジターセンター周辺は、火山灰に覆われた植物の生育には厳しい環境ですが、ここに道内でも珍しい、アカエゾマツの天然林が広がっています。約20

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星空シアター

川湯ビジターセンターに隣接する「川湯パークサービスセンターやすもっと」にて弟子屈町の自然と星空を紹介する映像プログラム「星空シアター」をご覧いただけます。 【上映日・時間】 金・土・日曜日限定 開始 14:00 終了 14:20頃(他の祭事によっては上映を中止する場合があり

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Chip Hop Cafe

Chip Hop Cafe

Chip Hop Cafe(チップホップカフェ) 阿寒摩周国立公園内の川湯ビジターセンターの2Fにあります。国立公園に指定されている川湯の大自然を間近で感じながらゆっくりとした時間を過ごせるカフェとなっております。こだわりのドリンク各種をご用意しており、 がおすすめです。

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川湯園地

川湯園地を歩こう! 春の景色 雪が解けた4月頃、一番始めに咲く花はエゾエンゴサクという小さな花です。それからエゾヤマザクラやキタコブシなどが咲き、それらの見頃が過ぎた5月頃、シラカンバの新緑が一番綺麗な時期になります。太陽に照らされると眩しいくらいの黄緑色に染まり、5月下旬

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川湯VCについて

川湯VCについて

川湯ビジターセンターについて 川湯ビジターセンターは、阿寒摩周国立公園摩周・屈斜路地域の中で、 自然と人間との繋がりを考え、体験することを目的をした施設とフィールドが一体となった施設です。 自然とその自然に育まれた文化をそのままに、街全体を生きたままの博物館となっており、

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パークボランティア

パークボランティア

パークボランティアとは パークボランティアとは 「パークボランティア」とは、前項に掲げる目的を理解し、情熱をもって活動に自発的に協力しようとする者で、国立公園内の一定の地区毎に自然保護事務所長の登録を受けて、活動を行っています。 目的 国立公園及び国民公園の保護管理、利用者

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つつじヶ原自然探勝路

つつじヶ原自然探勝路

つつじヶ原とは つつじヶ原自然探勝路とは、川湯温泉街と硫黄山をつなぐ散策路です。川湯ビジターセンターから出発すると、硫黄山まで約2.5km、高低差もほぼない片道1時間ほどの道のりです。ただの探勝路と侮ることなかれ。硫黄山から出る火山ガスや、酸性土壌などに耐えられる高山性の植

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アカエゾマツの森

アカエゾマツの森

アカエゾマツの森って? アカエゾマツの森とは川湯ビジターセンターのすぐ裏に広がっている針葉樹の森です。アカエゾマツは少ない栄養分でも生きていけるたくましい木であるため、硫黄山と摩周岳の噴出により火山灰の降り積もったこの大地でも一斉林として生育しています。ここは近くに硫黄山が

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青葉トンネル

青葉トンネル

青葉トンネルとは 青葉トンネルとは一般的な道路にあるようなトンネルではなく、頭上を覆うように生い茂っている木の葉によって出来た自然のトンネルです。硫黄山レストハウス裏から川湯温泉駅前までの約1.5km、1時間半ほどのコースになります。駅から出発して硫黄山を経由し、つつじヶ原

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和琴半島自然探勝路

和琴半島自然探勝路

和琴半島とは 屈斜路湖は活発な火山活動によってできたカルデラで、約3万年前に原型となるくぼみができたとみられています。その後も火山が噴出し続け、和琴半島の原型となるオヤコツ溶岩円頂丘という溶岩ドームができあがりました。その後、長い時間を経て、土砂が堆積して湖岸の扇状地とつな

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摩周岳登山道

摩周岳登山道

摩周岳の特徴 摩周岳はアイヌ語で「カムイヌプリ」とも呼ばれ、神の山を意味します。カムイヌプリは珪長質安山岩の溶岩に富む小規模な成層火山です。およそ1000年前に発生した軽石噴火によって、頂上から眺めることのできる爆裂火口は直径1.5㎞×1.25㎞の大きさで形成され、以後活動

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西別岳登山道

西別岳登山道

西別岳の特徴 西別岳は標高799mの山ですが、標高1000mの藻琴山と比較しても、高山植物が多く、春から秋にかけて様々な花を楽しむことができ、西別岳の特殊性をうかがうことができます。そうしたことから、環境省では過去に荒廃した植生を回復するための事業などを行っています。また、

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